企業団の概要

沿革

昭和57年 1月 18日   中空知広域水道協議会発足
昭和58年 1月     用水供給事業基本計画策定
昭和58年 3月     中空知広域水道企業団設立規約を構成市議会で可決
昭和58年 4月 1日   中空知広域水道企業団設立
昭和59年 3月 19日   中空知広域水道用水供給事業経営認可
昭和59年 9月 13日   送水施設工事着工
昭和61年 9月 2日   取水施設工事・浄水場建設工事着工
平成元年 6月 1日   用水供給料金を企業団議会で可決
平成元年 11月 10日   浄水場試験通水開始
平成2年 3月 10日   取水・送水・浄水施設完成
平成2年 3月 31日   通水式
平成2年 4月 1日   用水供給開始
平成2年 5月 26日   浄水施設竣工式
平成12年 4月 1日   滝里ダム供用開始
平成18年 2月 15日   中空知広域水道企業団水道事業の設置等に関する条例議決
平成18年 2月 15日   中空知広域水道企業団水道事業統合協定調印
平成18年 3月 22日   水道用水供給事業廃止許可
平成18年 4月 1日   水道事業経営認可
平成18年 4月 1日   広域水道事業開始(滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町)
平成20年 4月 1日   滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町の水道料金統一

設立の経過

水管橋北海道の西部中央に位置する中空知地方の滝川市、砂川市、歌志内市の3市における水道事業は、生活、産業、文化等の向上発展と都市施設の整備強化から水需要の増加が予想され、これまでの水源だけではこれに対応することは難しく、新たな水源の確保が余儀なくされた状況にあった。
水の必要性を考えるとき、新水源の確保は水道事業を行う行政に課せられた責務であることから昭和57年1月滝川市、砂川市、歌志内市により中空知広域水道協議会を設置して、将来に亘る水資源の確保、水質の安全並びに水道経営の諸問題について調査研究を進めた結果、水資源の確保は、空知川上流に国が建設する多目的ダムである「滝里ダム」に求めることにし、水道事業の経営方式は水道施設費の低減と合理的な維持管理を図るため水道法に位置付けられた広域水道として、構成3市で共同事業を行うことを合意し、昭和58年1月水道用水供給事業を目的とした基本計画を策定した。
これにより、構成市議会に基本計画を示し、昭和58年3月企業団設立規約の可決を経て、昭和58年4月1日北海道知事の許可を得、中空知広域水道企業団を設立した。
平成18年4月1日奈井江町の水道企業団参画を機に、水道企業団の用水供給事業と3市1町の水道事業を統合し、更なる経営の効率化を目指し水源から給水までの事業の一元化を図ったところである。

事業概要

1. 水源
一級河川石狩川水系空知川
2. 水源の内訳
滝里ダム、金山ダム、空知川表流水
3. 水利権許可水量
0.327m³/秒(28,240m³/日)
4. 水道事業の認可
平成18年4月1日(厚生労働大臣認可)
5. 水道事業の名称
中空知広域水道事業
6. 給水区域
滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町
 
給水区域図
7. 計画給水人口
75,216人
8. 計画1日最大給水量
28,530m³

基幹施設の概要

●取水施設

空知川から水を取り入れる施設。取水口から取り入れられた水は、長さ180mの水管橋により、中空知広域水道企業団浄水場へと運ばれています。
【概要・設備等】取水塔
 鉄筋コンクリート一部鉄骨造、取水ポンプ:37kw×5台
 最大取水能力:31,116m³/日
【概要・設備等】水管橋
 形式:逆三角トラス斜張橋、橋長:180m
 取水管口径:700m

●浄水施設

川から取り入れた原水を、安心して飲んでいただける水道水にする浄水場。
水道水をつくり安全に送りとどけるため、中央管理室には職員が24時間常駐し、取水から浄水施設を経て分水管理所までの情報を集約して監視・制御しています。
【概要・設備等】浄水場
 鉄筋コンクリート造(地下2階・地上2階)、面積13,896m²
 薬品沈殿池2池、急速ろ過池8池、浄水処理能力29,080m³/日

●送水施設

砂川市焼山にある砂川第3分岐施設。浄水場からの水を砂川市・奈井江町方面と歌志内市方面に分岐、管理するため施設です。可能な限り無人化を図るため、遠隔監視装置により、流量調整を行うことが可能になっています。
【概要・設備等】
 送水管:延長33km、口径:200~700mm、分岐施設3箇所
 分水施設6箇所、増圧ポンプ場2箇所

●配水施設

滝川市にある水道配水センター。 滝川市内の水圧をコントロールして配水するとともに、高台にある地区へ給水するためのポンプや配水池を総合的に集中管理するための施設です。
【概要・設備等】
 基幹配水池7箇所

 

組織図

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